職人のまち加賀

スポット/九谷焼作家が営む「喫茶ポッテリー」にフォーカス!

2019年11月にオープンした「喫茶ポッテリー」。

時折、談笑に混じりギターの音色が心地よく漏れ聞こえるその扉を開くと、品良く九谷焼のカップが並べられた棚を背に、笑顔で珈琲を淹れるオーナー河島 洋氏の姿がありました。

常連客で賑わう店内

ここでは、自家製ブレンド珈琲をはじめとするカフェメニューの他、うどんやカレーといった軽食を陶芸家でもある河島氏と奥様の万璃さん手作りの器で楽しむことができます。

洋さんと万璃さんがつくったカップが並ぶ食器棚

吉田屋の魅力に惹かれて

 

実は、数々の受賞履歴もさることながら、加賀市美術協会副理事長で石川県陶芸協会常任理事などにも名を連ねている九谷焼作家の重鎮、河島氏。(2022年3月取材時現在)

かつてはデザイナーを夢みて進学。

グラフィックや油絵、水彩画などを学ぶなか、母親の知り合いが九谷焼問屋であった関係で焼き物の面白さに目覚めたといいます。

ちょうど同じ頃、21歳で奥様と結婚。

中島 珠光氏や三代徳田 八十吉氏に師事し、優れた色絵磁器で有名な「吉田屋」の魅力に惹かれてロクロから上絵まで研究を重ね、河島 洋としての吉田屋様式を確立し高い評価を得ました。

吉田屋をおもわせる河島 洋氏作のコーヒーカップ。
お店ではお客様の要望や雰囲気に合わせて、5種のブレンドから選んで珈琲を淹れるそう。

一念発起して喫茶経営も

 

転機は50歳の頃。

長年、奥様と紫々唐陶房(ししからとうぼう)として作陶展やデパートでの個展を続ける中、あるギタリストと出会ったことをきっかけに、若かりし頃から触っていたギターに再度目覚め、次第に「60代でのラストチャンスとして昭和スタイルの集いの場となる喫茶経営もしてみたい!」と一念発起。

陶房のおよそ半分を喫茶エリアにリニューアル工事し、今のお店となりました。

セッションする河島氏(写真左)と、常連客でミュージシャンの坂本和哉さん

「焼き物は生計を立てるためではなく、自分の楽しみにしようと思った」と河島氏。

スローライフを念頭に、陶芸をやりつつも負担のない程度に好きなことをやるそのスタイルは共感を呼んだだけでなく、何より人を元気にする親身な人柄に誘われて何度も足を運ぶ方が多いようです。

伝統工芸と喫茶とサブカルチャー

今や気軽に喫茶を楽しみながら、音楽や寄席などを楽しむサブカルチャーの発信基地ともなっている同店。

「世の中の元気がない時こそ文化が必要」と、音楽を通じて知り合った仲間を講師とした「初心者のためのギター教室」も昨年(2021年)より毎月第3木曜の閉店後に始めたそうなので、こちらも合わせて興味のある方は是非足を運んでみて下さい。

会話と音楽を楽しみながら、ゆったり珈琲がはいるのを待つ時間すら癒やしです

 

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加賀商工会議所のマスコットキャラクター商子ちゃんが伝える、

「PLUS ONE!」情報のコーナーです☆

 

喫茶ポッテリーでは、ご紹介した通りこだわりの珈琲の他に食事メニューもあります。

お店のメニューは壁に貼られており、ビーフカレー、ピラフ、うどん、そばなどランチ利用としてもいいかもしれません。

特におすすめなのは、奥様お手製のぜんざいだそう♪ぜひご賞味あれ☆

ー取材メモー

 

喫茶ポッテリー(紫々唐陶房)

住所/加賀市上河崎町326

TEL/73-1053

営業時間/

(11月~2月)9:00~18:00、(3月~10月)9:00~19:00

定休日/日曜日

※一部撮影のため、マスクを一時的に外しております。

\以下のサイトでも紹介されています/

加賀九谷陶磁器協同組合のHP内の紹介ページコチラ☆★

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