職人のまち加賀

食/茶房古九谷 にフォーカス!

九谷焼発祥の地、加賀。

古九谷をはじめとする再興九谷などの九谷焼を網羅的、専門的に展示紹介をする、日本で唯一の九谷焼の専門美術館 石川県九谷焼美術館がここ、大聖寺にあります。

その2階に併設されているミュージアムショップ、『茶房 古九谷』の魅力に今回はフォーカスします。

ー余韻そのままに美術館の2階で工芸とカフェを楽しむ

美術館の余韻をそのままに2階に足を運ぶと、 目の前に広がる開放的で洗練されたカフェ空間…!

高い天井。テラス席からは緑いっぱいの
「古九谷の杜親水公園」がのぞめます
テラス席には階段がのびており、
外から直接お店に入ることもできる構造になっているため、美術館の開店時間外でも利用が可能

こちらでは 、地元の現代九谷焼作家の器で抹茶・加賀の紅茶・加賀棒茶・中国茶・玉露・珈琲やお菓子を味わうことが出来るだけでなく、約30名の地元作家が持ち寄る陶磁器の販売や、季節ごとのギャラリー企画展を楽しむことができるそうで、この時期は「こものあそび」が開催中(~9/15)でした。

※9/17~11/24は企画展「古きに倣う」を開催予定。詳細はNPO法人さろんど九谷のHP(コチラ)を御覧ください

九谷焼地元作家をはじめとする作品が
展示販売されています
 華やかな作品が女性に人気の
九谷焼作家 鈴木 朋子さんの作品
イッチンという手法で人気の若手九谷焼作家
苧野 直樹さんの作品

ーこだわりのメニュー

いざ、窓際の席に腰を下ろし、優雅な気分で茶房のメニューを開きます。

10種の豆のオリジナルブレンドをエスプレッソマシーンで泡立てた「泡立珈琲」とだいぶ迷いつつも、選んだのは 地元打越町で栽培された加賀紅茶のシロップに炭酸を加えた「加賀の紅茶スパークリング」。

5種のベリーが入ったグラスにゆっくりと急須から店員さんがまわし注いでくれます。ベリーが踊り、茶色の紅茶が朱色に変化するのが目にも楽しく映ります。

口に含むと、炭酸の弾けるのと同時に広がる茶葉の高い香り。タンニンが少なめ加賀紅茶は苦味が少なく、ほんのりフルーティーな甘さに気持ちも和らぎます。

九谷焼の器に入った甘いスイカとともに。
ガラス急須の下にある木の受け皿は我谷盆

こちらはどちらかというと洋のメニューだったので、もう一つ頼んでみたのは和を感じるメニュー。

季節に合わせた九谷焼と上生菓子と抹茶のセット

どのメニューにも瑞々しい飾りの葉が添えられており、その演出にまた癒やされます。

九谷焼を知り尽くしているからこそのセンスが光る茶房古九谷でした。

季節や喫茶メニューなどに合わせてセレクトされる、”飾り用の植物”に注目!

加賀商工会議所のマスコットキャラクター商子ちゃんが伝える、

「PLUS ONE!」情報のコーナーです☆

茶房古九谷では、庭園美術館とも言われる館内や目の前の公園敷地内などで”飾り用の植物”を摘んでこられているそうです。

綺麗に洗って瑞々しく映るその植物たちは、喫茶メニューに華を添えています。

ちなみに、喫茶の和菓子は山中温泉の山海堂さんのものだそうですよ♪

取材メモ

店名/茶房古九谷

営業/9:30 ~17:30(ラストオーダー17:00)※感染対策のため、営業時間の変更やお休みとなる場合があります

定休日/月曜日(祝日は営業)※年末年始の12/30~1/1はお休みとなります

住所/石川県加賀市大聖寺地方町1-10-13 石川県九谷焼美術館2階

電話番号/0761-72-6366

最寄り駅/JR大聖寺駅から徒歩7分

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